日蓮宗 運千山 真養寺

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⭕年中行事のお知らせ

【秋季彼岸会の法要】

令和6年9月22日(日・祝)午後2時

※午後1時より余興【落語:柳家燕弥師匠】

日本には三大供養ともいうべき供養があります。お盆、施餓鬼、そしてお彼岸の三つがそれです。このお彼岸の供養を行う「彼岸会」という法要は、その中でも自身が善行(徳を積む行)を修する法要でもあります。声高らかにお題目を一緒にお唱えし、清らかな初心を取り戻し、さらにはご先祖等の諸精霊が迷わず彼岸(=覚りの境地)に到達することをご祈念いたしましょう。

当日はまだお暑い気候かと思われますが、多くの皆様方のご参拝(法要へのご参加)をお待ちしております。

法要後に恒例のお萩もお出しさせていただきますので、どうぞお楽しみに!


◎檀信徒のいかんに関わらず、御朱印/御首題を承っております。

御朱印帳/御首題帳をご持参のうえ、どうぞお気兼ねなくご参拝ください。

(他の法務のためご対応できない可能性がありますので、ご予約のうえご参拝していただけますと確実かと存じます。)

当山外観(令和3年に大改修工事完了)

当山外観(令和3年に大改修工事完了)

当山の宗旨と その教え

 真養寺の宗旨は日蓮宗です。

 日蓮宗は建長5年(1253)、日蓮聖人によって開宗されました(ただし、当時の宗派名は『日蓮宗』ではない)。房州小湊(現在の千葉県)に生まれた日蓮聖人は、12歳で清澄寺に幼学のため入山し、そこの僧 道善房に師事して16歳で得度しました。21歳で比叡山に登り、天台教学を学ぶ傍ら、密教、念佛、禅をはじめとするあらゆる学道の研鑽に励み、『法華経(妙法蓮華経)』こそが佛教の真髄であり、お釈迦様の 御心[みこころ]であると覚[さと]られたのです。

 お釈迦様の大慈悲は、いつでも、どこでも、私たちに救いの手を差し伸べてくださっています。しかし、私たちにはそのお姿を見ることも、その慈悲のこころを知ることもできません。そのためにお釈迦様は日蓮聖人を通じて、自らの真のお姿と、大慈悲心とを説き明かされた『法華経』を私たちにお与えになったのです。

 お釈迦様は入滅以来、二千年後の悪世末法の世にまで『法華経』をひろめさせる使命を上行菩薩に与えました。日蓮聖人は自らがその上行菩薩の応現(=現実の姿)、すなわち、「再誕」であるという強い自覚の上に立ち、『法華経』をひろめることはお釈迦様の御意志による、至上の使命であると考えられたのです。

 お釈迦様の御意志と『法華経』の所説に基づく“真実”の佛教—。すべての人々に、それぞれが本来は佛であることを覚らせ、清く、明るく、そして正しく安らかに導く……ここに日蓮聖人のお教えがあります。

 日蓮聖人はお釈迦様のお教えを正しく理解し、真のお教えを伝えるためにお題目:「南無妙法蓮華経」を考案しました。

 聖人は、「妙法蓮華経」は私たちが目覚めねばならない真理を示し、「南無妙法蓮華経」はその大いなる救いのうちに包まれるという意味であると教えておられます。

 日頃私たちはお題目を唱えますが、お題目はただ声に出して唱えるだけではなく、「身」と「口[く]」と「意」とに唱えてこそ『法華経』の救いを浴び、その中に包まれるといい、そしてその喜びを自覚し、体覚しなければならないとも教えておられます。

 日蓮聖人のお導きに従い、『法華経』を鏡として、苦しみや悲しみから眼をそむけず、現実を直視して困難にへこたれず、お釈迦様の救いを受ける素直な心をもつこと、それが肝要なのだと思います。


運千山第三十一世(真養寺 先代住職)
 淳厚院敎潤日詮

應當一心 受持読誦 解説書寫 如説修行

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